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日本のいちばん長い日のryoのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
4.3
言ってしまえばほとんど会議の積み重ねによる、決して画的に派手ではない映画なんだけど、“戦争”を知らない自分が観ても確かに鬼気迫るものを感じる傑作。この映画を観て、はじめて知識としては知っていたはずの敗戦というものが腹に落ちた感覚があった。《肉弾》が室内楽の異様な名曲だとすると、こちらは大編成の交響曲で、岡本喜八自身性格の違う二人の兄弟と言っているけど、どちらも撮れるのはちょっと驚き。
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