バインドー

日本のいちばん長い日のバインドーのネタバレレビュー・内容・結末

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ふつうにめちゃくちゃ面白かった。テネット観たあとだから余計に演出の丁寧さや分かりやすさに 嬉しくなりました。笑笑

名台詞を言うシーンでは 必ず キャラのアップになったり 時計のカチカチなるカットをこまめに挟んだり テンポなど今見ても、上手い映画だなぁと感心させられました。
意外に残酷描写も凄く エネルギッシュな作品でもありました。
キャラクターも一人一人 漫画みたいで面白くてよかったです。歯抜けの佐々木や この映画の主役とも言える畑中や、温厚な鈴木総理
みんな素晴らしく、演技も狂気の世界をうまく再現してました。

今の自分からすると この軍隊の反乱や狂気はまったく理解出来ませんが、人間の怖さは凄く伝わってきて 今観ても終始 興味深い内容です。
コロナの時代も嫌だけど やはりこの戦争の時代が一番嫌だし絶望的だなぁと思った、餓死って、、ヤバイ。古今東西の歴史も今思うと ほとんど 血と汗と涙の歴史ですね。戦って戦って戦ってばっかり。

最後のポツダム宣言受諾すると決まり 静かに新しく日本が動き出すのと対比に それでもまだ国体の護持を謳う 軍の姿が とてもエモーショナルで上手いと思いました。

長い映画でしたが 終始面白かったです。
岡本喜八監督 気になってきた。他も見てみよう!
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