エジプトでミイラを発掘した考古学者たち。その内の1人が、ミイラと一緒に入っていたトトの書を読んでしまったことでミイラ(イムホテップ)が復活してしまう。それから10年後のエジプト。発掘隊のキャンプに突然やってきた謎の男がくれた情報をもとに発掘してみると王女のミイラを発見。やたらと不審な行動をする謎の男の目的は…という話。
今月ついに『ザ・マミー』が公開されるので、そのオリジナルである本作を鑑賞。なかなかレンタルしてないのでBlu-rayを購入しましたが、これも購入して正解でしたね!
イムホテップ役のボリスカーロフの不気味さが凄まじいです。顔アップのシーンが何回かあるんですけど白黒の映像とあいまって人間とは思えない形相(笑)表情含めてとんでもない説得力があります。ちなみにジャケの人です。
この映画、『ハムナプトラ』のオリジナルでもあるんですけど、ド派手なアクションシーンは全くなくて、かなり地味です。イムホテップがアンケセナーメン(『ハムナプトラ』ではアナクスナムン)と時代を超えて結ばれようとするラブロマンスがメインですね。このラブロマンスの大筋は『ハムナプトラ』とほぼ一緒です。でもこちらは一方的ですけどねf^_^;
主人公とヒロインに静かに迫ってくるイムホテップの魔の手。視聴者側は犯人がわかってるのでそれほど恐怖感はないですが、異様な雰囲気はさすが古典作品といった感じです。
それと、イムホテップが呪術を行う場所の不気味さが白黒映像によって増していて、より怪奇な雰囲気になっているのもみどころ。イムホテップの存在感といい完全に白黒映像を強みにしてますね。
今月公開の『ザ・マミー』を一作目としてダークユニバースという、ユニバーサルモンスターのクロスオーバーをやるらしく、ホラー好きとしてはすごく楽しみです。二作目は『フランケンシュタインの花嫁』らしいです。