アァーーーーーー

弓のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

(2005年製作の映画)
4.1


誰か弓の指導者いなかったのかよ!
そんなんじゃ弦が鳴ってないのバレバレだよ!!


幼稚すぎる描写だったり、分かりやすいぐらい虚構とファンタジー故の現実離れした設定(10年間も船の中でひっきりなしに客相手にしてたら誰かしらに引っ掛かったはず)、初期北野武映画に通じるぐらい分かりやすい人物設定(特に"あの夏、一番〜"を思わせる)
そして、演技が上手い!と言って良いのかさえためらう、若い男が帰ってきた時の満面の笑み。それ以外にも箇所箇所で「ブッ!」となりつつも.....

全てはキム・ギドクらしい「善と悪の区別を持たない者」が持つ純粋さ、そしてメッセージへ繋がる。

キム・ギドク作品の中でもかなりストレートで分かりやすい作品で、あっという間に終わります。あと昨今のデジタルデジタルした質感ではなくフィルムでの撮り方がやっぱり素晴らしい。
「サマリア」でも主演を務めたハンヨルムが光過ぎ。
アァーーーーーー

アァーーーーーー