たくろー

ロード・オブ・ドッグタウンのたくろーのレビュー・感想・評価

3.5
レンタルDVD・吹替で視聴しました。
カリフォルニアの西海岸に面した町、通称ドッグタウンに暮らすジェイ、ステイシー、トニー。彼らは仲間たちとともにサーフィンやスケートボードに熱中する日々を送っていた。彼らの溜り場だったサーフショップのオーナー・スキップは、あるときスケートボードにビジネスチャンスを見出し、宣伝のためにスケートチームを結成。チームに参加したジェイたちは練習を重ね、参加する大会でことごとく優秀な成績を残していったが・・・というストーリーです。

実話を下にした映画で、ステイシーが脚本、ジェイとトニーが演技指導で参加しているらしいです。
そのかいもあってか、スケートシーンやサーフィンシーンの格好良さが映画全体の説得力を多分に押し上げています。

序盤、ドッグタウンのスケーター、サーファーたちの享楽的な暮らしぶりにやや鼻白む思いのする部分もありましたが、これが逆に後半効いてきます。
開始時点では何も考えずに日々を楽しんでいる、いわゆる子供として登場する彼らが、話が進むに連れていい意味でも悪い意味でも大人にならざるを得なくなり、それに伴ってのしかかる苦悩のために、全体を振り返るとドッグタウンの裏道でスケートボードを、桟橋でサーフィンをやっていた頃が一番幸せそうに思えてきます。
しかも、3人が選ぶことになる道のどれもが、誰も間違っていると非難できないような生き方であるため、余計にすれ違いの切なさが沸き起こります。

見る人によって3人のうち誰に感情移入していくかは違ってくると思いますが、少年少女時代に何かに熱中したことのあるすべての人に、あの頃を思い起こさせる力がある映画ではないでしょうか。