カント

ロード・オブ・ドッグタウンのカントのレビュー・感想・評価

3.8
悪ガキのスケボー青春物語。
1970年代のブームの立役者Z-BOYSのメンバーを中心に描く。

80年代にはスーサイダル・テンデンシーズのキャップかぶって、スラッシャーのTシャツ着て、って日本でも随分流行したけど、その元祖がZ-BOYS。

トニーとジェイ、
ステイシーとシド、

サーフショップのゼファーに屯(タムロ)してたガキ共は、店長のスキップに見込まれてスケボー・チームZ-BOYSを結成。
店長スキップは、所詮スケボーなんてサーフィンのオモチャと思っていたが“ウレタン製のウィール”により、その滑りの革新性に着目!

スケボー競技会に殴り込むZ-BOYS。
スラローム全盛のおとなしい技しか無い、それまでの出場者に対して、Z-BOYSは荒々しく、これまで見た事もないような技を繰り出していく。
それはZ-BOYSのメンバーの練習場所の特性で、水をぬいたプールの斜面で練習しまくったから。

当初、下手くそだったステイシーもスキップ店長に認められてZ-BOYSへ。

トニー、ジェイ、ステイシーとメキメキと頭角を現して大人気!
ある日のパーティーで、男がトニーに告げる「君のおかげで、どれだけボードが売れているのか知ってるのか?」
自分のスケボー技術が金になる事を知ったZ-BOYSのガキ共は、スキップ店長と袂を分かち離れていく…

ガキの頃からツルんできたZ-BOYSのメンバーの友情は、どうなるのか。

基本、悪ガキはトンガってるモノだけど、Z-BOYSや周辺の輩の素行の悪さったら、ありゃしない。
人に迷惑を描ける青春。
カント

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