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完全な遊戯のmingoのレビュー・感想・評価

完全な遊戯(1958年製作の映画)
4.0
慎太郎原作はこういったあまちゃん犯罪物語が多い気がするが、まぁ面白いから目が離せない。この前逗子に太陽の季節の記念碑みたいなのあって写メっといたわ。
卒業間近の坊ちゃん5人どもが麻雀をしながら犯罪計画を立てる異色犯罪劇なのだが、なるほど「五匹の紳士」と組んだのは5人繋がりか、相変わらずヴェーラのプログラムはにくい、一本入れ替え制になっても通うぜ。そんな青春野郎5匹どもが行き着く果てを描く和製ノワールだが、スピーディーな展開、キュートな芦川いづみ、大胆なカメラ、当時の吉祥寺駅、いづみと旭の後楽園ゆうえんちデート、全てがスタイリッシュな舛田利雄の最高傑作。他が微妙すぎるか、ちゃんと恋愛の落とし所も考えてあり胸糞は悪いが、人間の愚かさと虚しさを思春期を通して描いているので、なかなかに面白いから機会があればオススメ。
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