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ドラえもん のび太と翼の勇者たちのぐりのレビュー・感想・評価

3.3
映画ドラえもんシリーズ22作目!夏休みに入ったので帰省しております🏠久しぶりの映画ドラえもん、この夏沢山観るぞー!と意気込んで観た今作ですが…"解せぬ"って感じでした。期待しすぎたか、はたまた久しぶりの映画ドラえもんだったからか、凄く雑に感じられました😔冒険が始まる前の導入部分(人間界に入り込んだ鳥人のグースケ…スネ夫とジャイアンが捕まえようとしたら一緒に謎の穴に吸い込まれてしまった…あたり)が既に面白くなかったし、みんなでバードピアに入り込んだはいいものの、スネ夫とジャイアンを助けるという目的を早々に達成してしまったせいでバードピアに留まる必要がなくなってしまい、その後の展開が付け足しで作った感満載で、全体的にイマイチな作品でした。

バードピアの住民にとって人間は敵なのかと思いきや、そう強く思っているのはジーグリード長官だけのようで、その長官が今作の悪役かと思いきや、長官のやりたいこと(バードピアに全ての鳥を移住させること)はとても鳥目線というか…独裁者のようだけど、実は鳥たちにとっていいことをしてるように捉えられて、その立ち位置?がよくわかりませんでした。生態系が崩れるから鳥と人間は共存すべきというホウ博士の意見はわからなくもないけど、よく考えたら鳥と人間が共存するメリットってお互いにあんまりないし、そもそもホウ博士自身がバードピア(鳥と人間が共存していない世界)に住んでいるから説得力がなく、メッセージとしては弱く感じられました。(書きながら思ったけど、鳥ではない鳥人は人間と共存する必要性がないからバードピアで暮らしているってことなのかな…?うーん、解せぬ)

飛べない鳥人のグースケが飛べるようになるまでを描く成長物語でもあったのかもしれないけど…‪イカロス(まさかの父親で草)の「勇気を出せ」という言葉に励まされてのび太を助けるために飛んだシーンは激アツだったけど…主人公であるのび太たちが活躍するシーンがあまりなく、山場もなく、欠点が目立ってしまったかな。ラストも微妙。というか、途中で恐竜を登場させてみんなで倒して終わりにしよう!って誰が思いついたんだろう。オチが見つからないからって適当に恐竜を登場させたのは残念でした。しかも結局倒せなくて"地球ができる前の宇宙空間に飛ばす"という最終手段を使ったドラえもん荒技すぎて(笑)流石に恐竜が可哀想でした(笑)

バードピアの住民たちは良かった!コウノトリの産婦人科・ペリカンの郵便屋さん・カラス警備隊・考古学者のミミズクなど…ただ、ダチョウタクシーだけは鳥のまんまで草でした。イカロスは思ってた5倍デカかった。あとグースケの弟(赤ちゃん)に懐かれたスネ夫、終始頭の上に乗っけてて可愛かったです🫶🏻

PS
ドラえもん、今作にて初めて猫と間違えられる(感動)(歴史に残る名シーン)(感激して泣くドラえもん草)("猫"型ロボットだから間違ってはいないけど)(私から見ても猫には見えんのよ)

○映画ドラえもんあるある
・テキオー灯使いがち
○種類豊富なひみつ道具シリーズ
・バードキャップ(カモ・白鳥・ペンギン・ハト・キツツキ・アホウドリ)
○報われない出木杉くんシリーズ
・夏休み(?)の共同研究には混ぜてもらえるが、冒険には混ぜてもらえない
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