Melko

ドラえもん のび太と翼の勇者たちのMelkoのレビュー・感想・評価

3.6
公開時に劇場で鑑賞、それから19年ぶりに再鑑賞。なかなか良かった!
ゲストキャラである、「飛べない鳥」グースケが、のび太達を食う形で大活躍。

ハンデを庇う形でレースに出るのは、さながら車椅子のよう。「1人だけ道具を使うなんて卑怯だ」と馬鹿にしていたライバルも、満身創痍命がけで頂上を目指すグースケに感化され、全力でぶつかる。熱い。
勝つのに、認められない。血の滲む努力もキレイにうまくはいかない展開もほろ苦い。

バードキャップほしい…
滅多にない、スネ夫と赤ちゃんの微笑ましいやり取りからの涙の別れ
ジャイアンの「ホーーゲーー」♪
そして、イカロス役の津嘉山正種の安定感 渋い……

終盤、グースケが、のび太のピンチを前に、道具ではなく自分の翼で飛べるようになるシーンは、「クララが立った!!」並にグッとくる。

一度心を許した相手へのリスペクトと恩義を忘れないのび太の男気
小鳥を救うため火の中を戻るしずかの女気
ジャイアンの潔さ
スネ夫の思いやり

劇場版になるとどうしてもドラが霞む…
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