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カオスの2049のレビュー・感想・評価

カオス(2005年製作の映画)
2.8
ウェズリー・スナイプスとジェイソン・ステイサムが出てるなら頭空っぽにして観れるタイプのアクションなんやろなぁと思ったら全然そんな映画じゃなかった…

カオス理論を軸に二転三転する展開がこの映画の見どころだと思うが、こねくり回したであろう脚本の練り上げが今一つで残念。
ラストの展開はどんでん返しのつもりなんだろうけど、終盤の展開が違和感ありすぎて(犯人の動機がはっきりしてない)簡単に予想出来てしまう。

っていうか「サプラァイズ」とか言わせるなよ!めちゃくちゃかっこ悪いよそれ!ドヤ顔の作り手の顔が浮かぶけどドヤ顔できるほどの脚本じゃない!

そもそもカオス理論についてもこじつけ的でリアリティの欠如に繋がっているのでは。ライアン・フィリップ演じるシェーンが通話内容から「こ、これは…カオス理論!?」と気づいてコナーズに説明する下りはそんなバカなと思って観ていた。

他にも脚本に綻びが多々ありシリアスなサスペンスアクションなのに突っ込みどころが多すぎる。

アクションも全く迫力のない撮影、編集で面白くない。アクションスターを使ってもったいない映画を撮ったものだ。
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