ろっち

カオスのろっちのレビュー・感想・評価

カオス(2005年製作の映画)
4.1
ある日銀行強盗が起き、人質を取り立て篭もりに。犯人達は、色々あって(笑)謹慎処分中の刑事を担当するように要求を出す。そこから、先を読まれるように事件は発展していく。
面白かった。ジェイソンステイサムさんが奮闘する。そしてライアンフィリップさんがもっと奮闘する。
タイトルのカオスに批判的な方も多いですが、「カオス理論」にしっかり通じてます。そんなレビューを拝見させて頂きまして、たまには物申しましょう(笑)
セリフにも出てますし、ヒントも多いです。これ、混沌、混乱ではなく「カオス理論」の方です。
これ、簡単に言うと、「風が吹けば桶屋が儲かる」的なもので、「スタートが微的に変われば、結果は大きく異なること」を指すのです。常に風は常に吹いているけど風向きや強さで桶屋が儲かっちゃう。そもそもスタート地点は、風だと思ってもない。そんな感じですね。
捜査はスタート地点で、すでに違う方向だったのです。
だから、仏陀の話を興味深いと話したり、わからなくなったらスタートに戻る。ということを強調してました。
しかし、スタート地点が、すでにスタート地点ではない事に気づけない。
何処からパターンが発生したのか?が面白いのです。スタート地点が何処か探るのが良い。そして勘違いさせる。ラストの電話で、ピタッとハマります。
それに気づいて観るとまた違う評価になると思う。でも分かりづらいかなぁとも思う。だってそんな小難しい事考えなくてもただの犯罪アクションで観られちゃうストーリー展開に仕上がってるし。
観る側のスタート地点も「カオス理論」だなぁと……おぉなんかカッコよく綺麗にまとまった(笑)
まぁ多くは語るまい(笑)の私が「皆さんのレビューを読んで、ちょっと解釈違うかなぁ。って思った」で、たまには語るの巻でした(笑)
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