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ルパン三世 ルパンVS複製人間のRyuのレビュー・感想・評価

3.7
「ルパン三世」の記念すべき劇場版第1作目。

やはりルパン映画と言えば今作と次作で宮崎駿初監督作になる「カリオストロの城」のイメージがありますね。
今作はテレビアニメ第2シリーズ放映中の作品で、「初期の頃(第1シリーズ)の大人向けのルパンが見たいと言う声にお応えします」という趣旨で製作されたそうです。その趣旨のとおり、中々アダルティでハードボイルドな作風だったと思いました。
クローンという当時としては最新のテーマを扱っており、SF要素も強めです。クローンの存在はユートピアなのかディストピアなのか。考えようによってはどちらともとれるこのテーマ。やはりおもしろいんですよね。
ハードなテイストではありますが、ルパンらしいコミカルさや、トレジャーハントのワクワクさもしっかりと備わっており、ロマンに溢れております。
今作は峰不二子がメインヒロインを務めており、彼女の存在がかなりキーになってきます。やはり作風が作風なため、この不二子めっちゃいい女・魔性の女って感じがしますね。裸体まで露わにしていて、お色気要素も強めです。
本作は度々金曜ロードショーで放映されていて、子供の頃からその度に観てましたが、不二子のお色気には毎度ドキドキしてましたね(笑)。今でもこれをゴールデンタイムに放送するってんだから、スゴいなぁ。それでもやはり時代が時代なためカットされてるシーンも多いらしく、金曜ロードショーでしか今作を観たことない身としましては、フルで1回観てみたいです。
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