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無宿 やどなしのyusukepacinoのレビュー・感想・評価

無宿 やどなし(1974年製作の映画)
3.0
フランス映画の影響を受けた宿無し3人のロードムービー。
大映の勝新太郎、東映の高倉健、日活の梶芽衣子を揃えて東宝で撮るという試みに期待感は否応にも増す。
斎藤耕一監督といえば『約束』がかなり好きな作品なのだがこちらは残念ながら雰囲気映画だった。せっかくの豪華共演も内容があまりなかったような。
元々監督がスチルカメラマン出身のためか映像はいくつか良さはあった。高倉健と安藤昇の対峙はなかなかヒリヒリした緊張感があっただけにもう少し出番を与えても良かったように思った。
あと、勝新太郎は最近過去の東映の映画ばかり観ている自分には若山富三郎にしか見えなかった。
3人が同じ画面に収まっているということでこの評価とした。
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