片腕ファルコン

ティムバートン ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 3Dの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.3
僕の友人に全身ナイトメアのタトゥーが入った男がいます。
ドラゴンとか虎とかじゃないんですよ、ジャック・スケリントンが描かれてるんですよ?

熱狂的なティム・バートンファンらしく来日した時に本人に見せに行ったら「何なんだ、君は!?」的な事言われたらしい。

で、2006年にこの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 3D』が上映されるっていうので当時3Dが珍しかった(3Dが飛躍的にメジャー化したのは2009年の後半くらいと記憶しております)のもあって絶対見ようと思ってました。
まさかの舞浜のシネマイクスピアリでしかやらないという。そうディズニーランドがあるあの舞浜だ。

何が悲しくて1人で映画を見に舞浜まで行かねばならんのだ。千葉県ですよ?さすがにクリスマスは避けましたが…それでもカップル、家族率99%、半端ない孤独感の中、ナイトメア仕様の3Dをゲットし鑑賞しましたさ。 特に3D感を感じませんでしたが、当時としてはこんなもんか妙に納得。

帰りは外も暗くなりつつあり、イチャつき度は上昇。孤独感は増すばかりで早いとこ舞浜から脱出せねばと駅を急ぐと目の前に信じられない光景が!!

冒頭で紹介した全身ナイトメアの彼が全身ナイトメアの服装で満足気に駅に向かって歩いていた。1人で!!!

そう、どうやら彼も同じ日に同じ時間帯のナイトメア3Dを舞浜で見ていたのだ!!!
普通だったらここで「えーーー!!なんでいんの!!すっげーー!!」
と意気投合するのでしょうが…
むしろ僕はこの状況が怖くなって声かける事もなく、電車も1本ズラし帰宅しました。

僕の孤独感に対し、満足気なあの笑みは未だに忘れられません。。

※1ミリもレビューがなくてごめんなさい。