YAZ

黒蘭の女のYAZのレビュー・感想・評価

黒蘭の女(1938年製作の映画)
3.8
ベティ・デイヴィスオスカー
受賞作観る
初受賞でなく2回目でした

南北戦争直前
ニューオリンズ舞台の強~い女
ジュリーの物語
南北間の断絶強烈な映画です

常識に捕らわれないジュリーではあり
ますが、彼女の自我を通して南北の
対立がやたらと目に付く
南部の人プレストと婚約しますが彼は
仕事で北部へと

この件もジュリーだけでなく南部の人
皆が否定的で北部罵倒に近い物言い結構
有ります
ただ当時の空気を想像すると北部に出て
行くプレストの方が常識に捕らわれない
南部の人ではないかな~とも思う

一悶着アリもプレスト戻る
ジュリーにとっては想像外の事態起きて
いても戦う姿勢崩しません
ベティ・デイヴィス演じてる感少なく
これがデイヴィスだよねという感じで
意外性はないけど良い
その他数本観てる限りでは一つの確立
した個性のようです
むしろ全然違うキャラのも観たい

物語中盤から黄熱病流行します
この病がジュリーを更なる強い女にする
ようで戦う女全開のエンドであります
モノクロ版「風と共に去りぬ」とも言われ
てるそうです
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