「ペレ」
〜最初に一言、バルト海の荒波と城寒。プロレタリア文学の傑作であり、北欧諸国を代表する私の数少ない評価できるパルム・ドール受賞作品の1本だ〜
冒頭、 19世紀デンマークのボーン…
なんとも。
時代の苛酷さ。
今では想像しがたいですが、デンマークやスエーデンもこういう時代があったんですね。
苛酷さの他のもう一つのメッセージとか訴えを見せて欲しかった。
ロシアやスエーデンが強…
スウェーデンから裕福だと噂のデンマークに出稼ぎにやってきた父子だが、お爺さんに近い年齢の男は、労働条件がすこぶる悪い農場で働くことになる。貧しいスウェーデン人として差別され、鶏小舎に寝泊まりしながら…
>>続きを読む19世紀末、スウェーデンから帆船でデンマークへ移民してきた老農夫ラッセと幼い息子のペレの親子に待ち受ける過酷な運命を描いたストーリー。北欧の雪景色や農村風景が絵画のように美しい。新天地でようやく職を…
>>続きを読むマックス・フォン・シドーって、あれだけの出演作があり、言うまでもなくベルイマン映画に欠かせない名優だったにもかかわらず、大きな演技賞を受けたことはないんですね。
この作品での老いた父ラッセ役は、まあ…
故・名優マックス・フォン・シドーの名演技とタイトルロールの少年本名ペレ君が引っ張る本作は北欧の移民・貧困と地主からの搾取の構図などに目を向けたドラマである。年を取ってできた息子は傍から見ていたらまる…
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