しげのかいり

インサイダーのしげのかいりのレビュー・感想・評価

インサイダー(1999年製作の映画)
3.8
マイケル・マンほどの芸術家となると、考える前に撮るのだろう。ありもしない虚像と名誉に悩むラッセルクロウに対比されるアルパチーノ。ラストの告発ビデオを観る子供たちの姿はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか考えていたが、そんなことはどうでもいい気がしてきた。それがラッセルクロウにとって予期せぬ事態であったことはわかるわけで、ただ佇むことしかできないラッセルクロウの姿がそこにあるだけなのだろう。