朝田

インサイダーの朝田のレビュー・感想・評価

インサイダー(1999年製作の映画)
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やっぱり最高。十八番の銃撃戦を封印した代わりに心理の銃撃戦ともいうべきエモーションが渦巻く我らがマイケル・マン師の傑作。次々と大切なものを奪われながらも決して大多数には巻かれない男たちの戦い。改めて見るとメガネをストンとテーブルに落としたり、ラッセルクロウの手元にそっと触れる妻の手の動きだったり細かくアクションを捉えて語る演出が実に巧い。クロウの回想シーンの入れ方に泣き、アル・パチーノの後ろ姿を捉えたカットで鳴らされるMassiveAttackのカッコ良さに再び泣く。
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