たばこ産業の内部告発をする男(ラッセル・クロウ)を支援するテレビ局のプロデューサー(アル・パチーノ)、実話ベースの話。
現在内部告発により明るみにでたYKB事件でも近いことが起きているのかどうか興味があるところですが、とにかく巨大組織の不正に対向することの厳しさ困難さがサスペンスタッチで良く描かれています。
ラッセルとアルの一対一の会話場面に迫力があり、それは二人の声質に依るところが大きいと思います。
口数の少ない男の低いくぐもった声、ペラペラ喋るプロデューサーの少し濁声がかった声、双方ともに腹から出る低音部のパワーが効いていて深刻な会話に緊張感を生んでいます。