「おっしゃ〜‼︎ タマ(魂)奪ったるど〜‼︎」
<<仁義なきベースボール>>
野球はやっぱDieリーグに限るε-(´∀｀; )
運動うんちの自分も野球は人並みに好きで中肉デブゴンズを密かに応援してますけど本命はDieリーグの岡源ダイナマイツ〜 ‼︎
<Dieリーグとは？>
ルールブックに乗ってないことなら何でも殺って良し。気に食わん打者は悪意むき出しの死球で病院か運が悪けりゃ冥土直送、バットに刀を仕込み、メリケンサックで捕手を殴り倒し、見るにみかねて仲裁に入った審判も殴り倒して担架で強制退場、乱闘なんて当たり前、任侠野球ですからね。Dieリーグに仁義なんてありません。仁義なき野球じゃ〜 ‼︎
パッケージの菅原文太を観ればだいたい今作の内容は理解して頂けるでしょう。ヤクザの組同士が暴力的な戦争の代わりに平和的にスポーツでケリをつける話です…まぁ弾が球に代わっただけ笑 少林サッカーほどではないですが「野球って何だっけ？」と哲学的疑問に時間を費やす2時間半…しかし菅原文太兄貴が野球に情熱を燃やす暑苦しいスポ根映画としてかなり胸アツ。さらに任侠道、男女の恋模様もあって兄貴の魅力満載だッ(つД`)
あらすじ↓
終戦後間もない小倉。エスカレートする岡源組と橋伝組の抗争に手を焼いていた警察は平和的解決策として野球の試合を提案する。
・米州葬る(ベースボール)？
→ 例によって文太兄貴は渡世人です。敵対する橋伝組の進駐軍との裏取引を邪魔しようと物騒な武器と物騒な仲間を引き連れて襲撃、少年たちが草野球をしている空き地で戦争…ハジキにドスに果てはダイナマイト。占領下の手前民主的な解決策が出されました。福岡は昔から修羅の国です(´･ω･)ω･`)こわい
・組長
→ 岡源組の組長は嵐寛寿郎。通訳が無いと何言っとるか全然わかんないんですけど興奮すると「任侠！」と叫びます。対して橋伝組の組長は…金子信雄。仁義で文太を散々苦しめたボンクラ組長でしたっけ。割と仁義の面々が出ているようです。田中邦衛がツボ笑
・任侠ナイン
→ 死合いは好きでも試合は微妙のようで昼練もせず賭博に忙しい模様です。ようやく練習場に行っても先に使っていた商売女チームに玉無しとまで罵られ、新監督の千本ノックで漏れなく討ち死にする情けなさ…やはり球より弾の方が好きなんでしょうね(ﾟ∀ﾟ)
・ヤカンはアカン
→ 橋伝組の助っ人投手の田中邦衛に岡源ダイナマイツは大苦戦を強いられます。野球に乗り気じゃ無い文太兄貴が遅れて試合に参加すると試合の流れが変わります。実は田中邦衛は試合の合間に酒を飲むことが速球の秘訣だと盗み見た文太兄貴はヤカンに大量の焼酎を入れて邦衛に飲ませます。よせばいいのに回が終わると邦衛はヤカンにダッシュし焼酎ガブ飲み。酔いが回って球がミットからだいぶ離れる暴投連発。べろんべろんの千鳥足でヘンテコな投球フォーム笑 試合中にアルコールは飲んじゃダメなんですね…(^^;;
・しげる色の欣也
→ 今や大御所感がハンパじゃない北大路欣也が文太兄貴の恋敵として登場します。結構色黒なので梅宮辰夫と見分けがつきません笑 目力がスゴい寡黙な男前です。恋に、喧嘩に、野球に文太兄貴と闘う漢…夜中土砂降りの雨の中で惚れた女をかけてボロボロになるまで殴り合うシーンがイイ。水も滴るいい漢。色黒過ぎて暗闇では目しか見えない笑
・任侠野球
→ 文太兄貴の任侠モノとしてのシーンも素敵ですが今作は野球が醍醐味。ひたすら任侠ナインが無茶に暴れて実に爽快でした笑
→ そのボール見せてみぃ‼︎
ヒットを放ち出塁するもセカンドとサードの守備に捕まりそうになった文太兄貴の秘策…守備が素直にボールを確認する好きにホームに走ります。そんなのアリか〜笑 文太兄貴に凄まれて言われたら確認するからね…
→入れるもんなら入ってみぃ‼︎
文太兄貴がキャッチャーポジションにいたらそう易々と点は取れません。ホームに走れば立ち塞がり、押し倒されて馬乗り、ポケットからボールを取り出し強制アウト。兄貴の魂(タマ)奪りに行くつもりでないと…(^^;;
→ 今度やったら殺人の現行犯だぞ‼︎
劇中でこの台詞は一度しか出てきませんが任侠ナインの死合いでは乱闘、死球、リンチは当たり前なのです。一番ヤバいのは止めに入った審判をバットでぶん殴って退場を言い渡す側を退場させたシーンでしょうか笑 文太兄貴すらバケモンと呼んだデカい審判も任侠ナインの敵ではありません。ルールブックに乗ってない事なら何でも殺って良し。刀仕込みバット、すね当て鉄アレイ、凶悪スパイク、ミットにコショウ、死球なんて当たり前…任侠ナインにルール無用☆ 果ては市民・進駐軍・組員全員参加の大乱闘シーンにまで発展します。もうめちゃくちゃです…笑
Dieリーグでは我々の野球の常識はまるで歯が立ちません。よ、要するに楽しめば(他の死ねば)良かろうなのだ〜 ‼︎ ダイナマイト〜どんどん⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
