すごいも

フォレスト・ガンプ/一期一会のすごいものレビュー・感想・評価

4.7
僕はゲームのキャラクターを走らせる。

ガンプは生まれつき知能指数が低かった。そんな逆境を逆境とも思わずに生きた。その男の半生。

僕は辛かった。ここ2ヶ月ほど。泣きたくて堪らなかった。おもいっきり泣きたかった。「そんな時はトムハンクス師匠だ。」と思って。トムハンクスの出演作をマトモに観たことがないのにどこで聞いたか、なんとなく耳に残ってて何となく本作を観た。

ありがとう師匠!最初の20分で涙腺のダムがガタガタしだしてガッツリ泣けた。泣き切ったのか最後は目がカサカサした。

彼の特技は走ること。煙を上げて走る彼には誰も追いつけない。どこに行くにも走っていた。僕はゲームをする時はキャラに街中であっても走らせる。「モンスターを倒せ」と言われたらフィールドに向かうし、「○○と話せ」と言われたらソイツのところまでスティックをいっぱい傾ける。目標に向かってまっすぐ走る。ガンプも迷いはなかった。

そんな彼はやっぱり特別で。登場人物の中には止まってしまうモノも、後ろ向きにウロウロしているモノもいた。僕自身、周りばっかりみて、「ここは居心地が悪い」と思いながらも「他所はもっと酷いんじゃないか」と疑って、その場に胡座をかいていた。だから、止まってしまった男を観て他人事ではないと思い、大好きになった。酒ばかり飲んで周りから目を逸らすところまでソックリだ。

この前観ていたTVに瀬戸内寂聴さんの周りで働く人たちが出演していた。彼女たちは寂聴さんをみて「運のいい人」を目指したそうだ。好機が訪れたらそこに飛び込める行動力のある人。

ガンプはまさにそんな人間だ。ルンバみたいに壁にぶつかるまで進んでぶつかったら向きを変えてまた進む。ガンプは部屋の構造を理解することはないが止まることはない。

僕も胡座を崩して走りだそう。