抹茶マラカス

フォレスト・ガンプ/一期一会の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

4.0
100本ごとに名監督!BTTFがめでたく金ローで放送されたことも踏まえ、ゼメキスはここしかない!と持ってきました。というか、まだ見てなかったのかコレ。
1100はマッドマックスでトム・ハーディに捧げてもいるので、トム・ハンクスにも!

さて感想。普通に楽しく普通にいい話で、バカをする奴がバカ、という言葉の通り実直にある種バカ正直に生きたフォレスト・ガンプの生き様を1人称で語り続ける手法であらゆるアメリカの重要な場面に居合わせてた、という話。さらっと流れるウォーターゲート発覚とアップル株は笑ったけど、他の出来事も含めて本人は重要性を分かってないスタンスなので、なんから犯人は全部僕だけどね?と言い出しそうなほど。
まあ本当に居合わせたわけもなく、すごく都合の良い思い込みの話、という体の近代アメリカ大河ドラマ的な寓話だろう。ただ、それなら公民権運動に触れてないのがなぁ、と思わざるを得ないのが今日的な見方だろうか。
そう考えると、フォレスト自体がアメリカそのものであり、まさに文字通り走ってきた歴史を象徴すると同時に、ヒッピーだろうと愛する国だぜ、みたいなアメリカ愛国映画にも感じる。考えすぎですかね。