真っ黒こげ太郎

スパイダーマン2の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
4.5
レビューに時間を掛け過ぎる男!!

コメ返しも面倒臭がる男!!!

火薬とアクションが欲しくて物足りなくなる男!!!

ここに書くネタが思い浮かばず苦悩する男!!!



真っ黒こげタロッ!!!!
(それ毎回やるのかよ!!)



前回でヒーローとして覚醒したピーター・パーカーだったが、ヒーロー活動の所為でバイトも大学も上手くいかず、ガールフレンドのMJや親友のハリーとの距離も広がっていた。
ヒーローとしての使命に迷い、肉体的にも精神的にも疲れ切っていたピーターは力が消えかける…。

そんな中、ハリーの紹介で尊敬する科学者オットー・オクタビアスの核融合実験を見る事になった。
オクタビアスは背中に取り付けた人工知能を持つアームを使い、核融合実験を行うが、実験は大失敗!!!
オクタビアスはアームの人工知能に支配されてしまい、凶悪なヴィラン「ドクター・オクトパス」と化し、再び実験を行うために悪事を働き始めるのだった…。




マーベル・コミックのスーパーヒーローを実写化した、スーパーヒーロー映画第二弾。

ライミ版2作目も相変わらず面白い!!!
だが、改めて見るとちょっと物言いが多いぞ!!!


●MJ、どんだけ他の男に乗っかえひっかえするんだよ!!!
全てを知ったピーターを支えようとする決意は偉いけどさ、軽々しく他の人に結婚誓うなよ!!!
前回もそうだったけど、今回は輪をかけて酷いぞ!!!
(もはや顔のシワ以前の問題だ。)

●前作もアクションはそこまで多くなかったけど、今回はめっちゃ少ねぇ!!!
子供の頃はあんま気にならんかったけど、大人になってから見るとアクションの重要性を知って、物足りなく感じてしまいますね…。

●この世界ではスーパーヒーローはピーター一人しか居ないから、重圧のしかかりまくってしんどそう。
そう考えるとMCU作品のピーターは先輩後輩が沢山居て恵まれてるなぁと思った。
(新作では先輩の所為でエライ目に遭ってるみたいだけど。)



今回は一人の青年がヒーローとして二重生活を送る姿がメインになっている為、前作以上にドラマ要素が多い。
2つの生活で悩むピーターの姿は感情移入しますし、その悩んだ姿があるからこそ、後半の復活劇が盛り上がります。
ただ、私的には思ったよりうじうじ悩んでる時間が多いので(爆)「もうヒーロー続けるのかやめるのハッキリせぇよ!」と思ってしまった。w
今回のお話に必要な要素には違いないけど、正直あまり悩んでいるタイプの主人公はそこまで好きじゃないのかもしれない。w

後、上記した通りアクションも少なくなっていた。
オクトパスとのバトルはどれも盛り上がるし、オクトパスの最後も良かったけど、もっとバトル描写やアクション描写を増やして欲しかったとも思ったり。


こうして書くと文句ばかり出てしまうが、もちろんいい点も沢山あるぞ!!!

●町の人と”親愛なる隣人”スパイダーマンのドラマ。
列車を食い止めた後のシーンはかなりグッと来た。

●登場人物は基本ハマり役が盛り沢山。
スパイダーマン役のトビー・マグワイア氏は勿論、ドクター・オクトパス役のアルフレッド・モリーナ氏やJ・ジョナ・ジェイムソン役のJ・K・シモンズ氏も皆ハマり役!!

●少なくはなったけどアクションのクオリティは大幅アップ。
スパイダーマンの動きもかなりスピーディになっていたし、クモの糸を使った戦闘シーンやドクター・オクトパスの複雑な動きもVFX技術によって見事に表現。

●長い長いと散々言った人間ドラマも、苦悩の末に主人公が再び立ち上がり、再起する展開は純粋に面白い。
あちこちで正体がバレる展開が連続するが、クライマックスでは上手く感動のドラマへと繋げている。

●次の「3」の砂になる男もそうだけど、今作からホラーな要素がちょくちょく顔を出している。
そこはかつてのホラー映画監督としてのアレが出ちゃったのか。w
(ただ、ホラー映画の方がコメディとして賞賛され、ヒーロー映画の方がホラーやシリアス要素強めになってるのも変な話ですな。)

●ジェイムソン、手の平返しがエグイwwww

●MJより大家さんの娘さんの方が良い子そうwwww


等、良い所や新しい発見も多く(ってか最後の2つがしょうもないw)、何だかんだで今作も面白く、楽しく見れた。
私的には景気の良いアクションやサッパリしたタイプの主人公が好きなので、前作の方が好きだが、何だかんだ思い入れのある一作には変わりないだろう。


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しかし、未だに劇場で流してはもらっているけど、果たして「ノー・ウェイ・ホーム」に間に合うのだろうか。
さすがにそろそろブースト駆けていかなければマズイかも…。