ヒーローを描いた映画の中では、最高峰の１つだろう。
ヒーローとしての苦悩、ヒーローをやめた後の解放感、そして、それでもヒーローに舞い戻る理由。
電車のシーンでは、それ以上のことも起こった。
皆がほんの少しヒーローに。
ヒーローがより大きな悪を生み出す部分も。
簡単に言うと、あらゆるヒーロー映画のお手本になる映画。
Ｊ・Ｋ・シモンズのジェイムソン役は上手すぎる。
大いなる力には大いなる責任が伴う。
この言葉が、前半は呪いのように主人公にのしかかっていたんだけど、主人公がこの言葉を超えた時、この映画は１作目を超えたんだろうな。
そう感じた。
主人公の確かな成長、人間ドラマ、テーマ、全てを上手にまとめることが出来ている。
問題点としては、少し重いかな。
ヒロインの魅力にも疑問符が。
乗り換え上手かよ。
と思わなくもない。
さらに、映像の部分で、少し時間が経っているので、弱いところもあった。
とはいえ、まだまだ、今のトム・ホランドスパイダーマンと戦えるだけの魅力は余裕であると思う。
こっちは重厚さで勝負！
