あかり

スパイダーマン2のあかりのレビュー・感想・評価

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
4.0
偶然が重なってスパイダーマンになってしまったわけだから、普通の人でいることを選びたいと思うのも無理はないし、一瞬でも普通の人として生活して順調な生活の中で笑っているのが本来の姿のような気もする。けど自分が偶然にも手に入れた力を知ってしまったから、ここで力を発揮できたらもう一人救えたかもしれないっていう自責の念が付き纏う。そして町の人々が彼を心の支えにしていたことに気づいてスパイダーマンに戻ろうと決意したのはとても力強かったな。その上で電車で彼を支えた人々があたたかい人たちでよかった。他のスパイダーマン作品よりもピーターの人間的な面が丁寧に描写されていてまたスパイダーマンの新たな魅力に気づけた。
そんな彼に負けず劣らずヴィランが魅力的。ビジュアル的にもかっこいいし支配されまいとする本人の意思もかっこいい。CGも前作よりだいぶ違和感なくて映像技術の発達も感じられる。

MJのビッチぶりには、まあ、あれですが、兎にも角にも理解者のいるスパイダーマンは無敵。と同時に弱くもなるのでそこが魅力的。次作でハリーとの対決なのでしょうか。もっと話が重くなりそうで楽しみです。
あかり

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