さとう

ゴジラのさとうのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
3.6
もはやキャラクター化して丸くなってしまったゴジラも、初登場時はこんなにも恐ろしかったんですね。お馴染みのBGMがより重厚に聞こえます。

全体的にシリアスな雰囲気。放射能を浴びた子供たちを看病する病院での一幕は、モノクロ映像も相まって非常に暗い。
特撮シーンは円谷英二の腕が光り、チープさを微塵も感じさせない迫真の出来です。

水爆実験を続ければこの凄惨な帝都崩壊が再び・・・ ズッシリと重たいメッセージで終わるラストシーン。
ただの怪獣パニックものではありません。
さとう

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