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呪怨 パンデミックのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

呪怨 パンデミック(2006年製作の映画)
4.0
住宅街の一角にひっそりと建つ幽霊屋敷として有名な”ある家”。
その家に足を踏み入れた者たちは次々と謎の死や失踪を遂げていた。
そこではかつて伽椰子という女性が夫に凄殺され、当時6歳だった伽椰子の息子、俊雄も行方不明のままとなっていた。
そして今、またもや東京のインターナショナル・スクールに通うアリソンやヴァネッサやミユキの面白半分の悪ふざけが、その家に宿った恐ろしい怨念を呼び覚ましてしまう・・・。
東京で姉のカレンが、事件に巻き込まれて入院したことを知ったオーブリーは、日本に飛びカレンに面会するが、カレンは錯乱していた。香港からやって来た記者のイーソンは、カレンが火を放った屋敷からカレンを助け出した。イーソンは、有名な幽霊屋敷の周りで起きた変死事件を調べていた。イーソンとオーブリーは、怪異を目撃する。
一方、アリソンが戻ったシカゴのアパートの住人が、異常な行動を取るようになっていく。ヴァネッサとミユキは、行方不明になっていた。
その底なしの怨念と憎悪はやがて、世界へととめどなく広がり始めてしまう。
それは、取り返しのつかない人類破滅への第一歩だった。
ハリウッド版「呪怨」シリーズ第2作。
幽霊屋敷に踏み込んだ者は、伽倻子と俊雄の呪いに取り憑かれて、常軌を逸してしまい、呪いに飲み込まれていくというシリーズのパターンを、無理にハリウッド式にせず描いているところが、清水崇監督らしい。
だが、せっかく伽倻子の母の過去に踏み込むなら、伽倻子の呪いの根源も描いて欲しかったのが惜しいところ。
海外にまで広がる伽倻子と俊雄の呪怨の恐ろしさが楽しめるハリウッド版「呪怨」シリーズ第2作。
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