らんらん

十七人の忍者のらんらんのレビュー・感想・評価

十七人の忍者(1963年製作の映画)
4.0
将軍秀忠が倒れその命は持って半月、後継には家光で決定されているのだが、その弟忠長はこの機に乗じて謀反を起こそうと企み、それに協力する各地の大名の連判状を所持していた
この事態に連判状の入手を命じられたのが公儀御庭番である伊賀忍者大友柳太朗率いる忍者たちであった、、、

なかなか面白かった!個人的には満足度高い作品
最近家で映画見てると飽きたり眠くなったりして中断しがちなんだけど、久しぶりに集中して見れた作品

正直見る前はそんなに期待してなかった
もうねタイトル、公開年からして「十三人の刺客」風な集団抗争時代劇だろうなーって(調べたらこっちの方が先らしい)
シリアスで理不尽で残酷で、鬱な気分になる映画なんだろうなーって
まあ、実際見ても確かにそうなんだけどそれでも面白い!全編漂う緊張感がたまらないです

かなり満足度高いんですが、あえてマイナス点というかツッコミを入れるなら
十七人は多いよ!実際ほとんどがただのモブであっさり死ぬw その度に大友柳太朗が惜しい者たちをなくした、、、って呟くのもなんかツボ
あとは部下たちの命を賭した活躍で作戦が成功したと確信した時の大友柳太朗のドヤ顔が良かったなー、計画通り!みたいな事言っちゃって、いやいや都合が良すぎだろと
でも大友柳太朗の凄みで押しきられちゃって納得させられちゃうんだなー

ということでクレジットはトメだけど大友柳太朗が主演だと思う
もう1人の主役が敵側の近衛十四郎、キレッキレの有能さん、敗因は仲間がいなかったのと相手の人数を決めつけたことかな
トップクレジットの里見浩太郎、紅一点の三島ゆり子も頑張ってはいるけどメインにはなり切れてない
そして東千代之介、近衛十四郎と並んでトメ前の位置だけど印象薄いなー
イケメンではあるけど凄みがない、見所がこれといってないのが残念
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