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嵐が丘のsのレビュー・感想・評価

嵐が丘(1986年製作の映画)
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冒頭からゆるゆるで生温くてちょっと笑った。この日差しに煤けてはいたがオレンジ色の煉瓦が見えて南仏だと思ったらやはりそうか。ノーブラにノースリという開放感、岩場でいちゃいちゃ。原作のエッセンスを濃縮しようとしたそうだが、ただ生きるだけで辛いという寒々しく閉塞した環境、誇大妄想的恋愛観、精神性という核を描けてはいない。本人も一度も(一度しか?)観ていないというのは失敗したと思っていたのでは。撮影時の問題あれこれが言い訳に聞こえてしまった。
まぁそれはそれで、夢から三年跳ぶところではここぞとクリエイティヴィティを発揮していてハッとする。
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