菩薩

嵐が丘の菩薩のレビュー・感想・評価

嵐が丘(1986年製作の映画)
4.0
流石世界三大悲劇、最終的に誰も幸せになれないあたりが最高に面白い。それ以上にフェビエンヌ・バーブが滅茶苦茶かわいい上になかないいお乳してて、彼女の走る度に揺れるそのお乳(もちろんノーブラ)のせいで、俺の嵐が丘の方にも欲望の風が吹き荒れた。原作も読んでないし他の実写化も観てないからなんとも言えないところもあるけど、この終始閉塞感の漂った息苦しい感じはとても好み。撮影時にまぁまぁごたついてベルタとも仲違いしたとのこと、に加え撮影直後にトリュフォーが死んだとのことで、でもそんなマイナス要因がいい意味でも悪い意味でも作品に暗さと重みを与えているように感じた。若き俳優陣がかなりきちっきちと仕事をこなしている感じも観ていて凄く気持ちが良い、そして最後は完全に身の毛もよだつレベルで恐怖の底に落とされる…。男女ともに顔面スペックが本当に高いから眼福ムービーとしても有効だと思う、俺は今ショートかロングかって聞かれたら迷わずショートと答える(どうでもいい)。恋愛の究極形である一心同体性がもたらす悲劇、挿入される音楽が『イノセンス』みたいで激エモだった。
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