ユースケ

エルム街の悪夢2/フレディの復讐のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

赤と緑のボーダーニットに茶色の中折れ帽、右手には自家製の鉤爪をキメたお茶目な殺人鬼フレディ・クルーガー(ロバート・イングランド)が血気盛んな少年少女を悪夢の世界に引きずり込んで切り刻む【眠ってはいけない】シリーズ第2弾は、夢の世界だけでは満足できなくなったフレディが前作でヒロインのナンシー(ベザー・ランゲンカンプ)が住んでいた呪われた家に何も知らずに引っ越してきた少年ジェシー(マーク・パットン)の体を乗っ取って現実の世界に進出しようとするお話。2作目でこの展開は早すぎます。

そうです。本作の主人公は男なんです。しかも、毎晩しっかり眠っちゃうし、オネエみたいな怯え方するし、セックスの途中で彼女を放り出して親友のベッドに飛び込むようなゲイゲイしいヘタレなんです。おまけに、縄跳びの縄で吊るし上げられ、全裸にひやむかれ、タオルでお尻をペンペンされ、鉤爪で背中を切り裂かれるハードゲイなオッサンをはじめ、殺されるのは男ばかり。俺が見たいのは恐怖に歪む女の顔なんだよ。

みどころは、主人公の腹から現実の世界へ這い出るフレディ、人面犬、そして、ナンシーが置き忘れていったエッチな日記の3点のみ。そっち系の方以外にはあまりオススメできない代物です。