うめ

塔の上のラプンツェルのうめのレビュー・感想・評価

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)
3.9
噂には聞いていたラプンツェル。
初めて見ましたが…
人気があるのも分かります。


これが普通だと思ってた。
塔での二人だけの生活。
家事をして
本を読んで
絵を描いて
カメレオンのパスカルだっているし。

でも、何かが違う。
湧きあがる思い。

そして、一年で最も待ち望む日。
また、夜空が灯りで埋め尽くされる時が来る。
その温もりを思い出す時。
一歩を踏み出す勇気が生まれる。


何も知らない彼女。
本当の親の優しさとたまに感じる煩わしさ。
同じ年頃の友達と笑って、ケンカして、仲直りしてまた遊んで。
夜、寝る前に布団の中で好きな子といろいろ妄想する楽しさ。
そんな当たり前の毎日を。
だけど、やっと会った。
教えてくれる人に。

ディズニーらしい定番な展開だけど、やっぱり幸せを掴み取る話ってのはいいものです。

毎年、灯りを飛ばす王と王妃の気持ちにシンクロした瞬間。
私の涙は止まりません。
酒場の荒くれ者達も好きでした。
真っ当に生きられなくなってしまった彼等にだって夢はあるんだ。

それに比べると、フリンの設定も悪くないけど…
もう少し掘り下げて欲しかったかな。
ここに至るまでの苦悩とか。
それは、ゴーテルにも言える。
まあ、プリンセスが中心なので仕方ないかもしれません。

今作の音楽もすごく良かったですね〜
観て良かった。
私の心も、少しピュアになった気がします(о´∀`о)
うめ

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