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私は告白するのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

私は告白する(1953年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

殺人の告解を聞いてしまう神父の話。

「告解のせいで殺人犯に目を付けられる…」というだけでも十分に嫌な展開なのに、殺人犯が使った法衣のせいで自分に容疑が掛けられてしまうという、ダブルパンチを食らう主人公。
実にサスペンスフルな展開で、これは面白くなるなと思ったんですけどね…。

個人的には中盤にあるメロドラマが余計でした。
物語の本筋から外れた事で、殺人容疑を巡る緊張感がなくなってしまい、サスペンスとしての強度が一気に崩れてしまった印象。

後半、検事の執拗な尋問だったり、殺人犯のサイコなキャラクターで多少は盛り返したものの、どこか急展開な印象も否めず、何とも勿体なさが残る作品です。
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