《誰にも知らない自分だけの秘密ってありますか?》
ヒッチコック2本目
『I confess/私は告白する』
カナダ・ケベックの教会で神父を務めるローガン。ある夜、教会の使用人として働くケラーから人を殺したと告解を受ける。
犯人は犯行時に僧衣を纏っていたという目撃者の証言から、警察は神父のローガンが真犯人だと決めつける…
まずは映画でもよく見かける、
教会で神父が神の声となり、教徒が懺悔し許しを乞う場面。
宗派にもよるようですが基本的に告解を聞いた神父は外部に漏らしてはならないようなんですね。
だが今回は人を殺した懺悔、さらにその犯人として自分に濡れ衣を着せられている状況でとった神父ローガンの行動とは…
大衆の目に左右されながらも、
自分の生き方を一貫してぶれなかったローガンはカッコ良かった。
一方で、他人の言葉を鵜呑みにし大衆に流されていったローガンとは対比の人たち。
どこか人の弱さが良く見える作品だった。
自分はローガンみたいな人間になりたいと思った。