ひでG

瀧の白糸のひでGのレビュー・感想・評価

瀧の白糸(1933年製作の映画)
3.9
YouTubeで、音楽と弁士付きで鑑賞。
とても面白かったです!

まずは、弁士の澤登翠さん、
いやあ〰凄いわ!

全ての登場人物の声をあてるなんて、
しかも、演技力、表現力の高いこと!

この弁士さんを聴くだけでも価値があると思います。

いつか、生でお聞きしたいなと思います!


弁士さんの素晴らしさに耳がいっていまいますが、、😃

作品的、映像的にも、とてもハイクオリティです。

物語の序盤、滝の白糸と欣さんが再会するシーン。

橋の下と上、カメラが引いて、その両方を写し出します。

これから始まる大恋愛と悲恋を予想させるかのように、夜のとばりの中、光る2人
見事な撮影ですね!

物語も悲恋ものとして、その展開に心惹かれます。

結末は、、ですが、
古く、所々傷が映し出されるなかでも、きちんと観客に、

人物像が、本物の生きたひととして、
伝わるのは、やはり、作品の力なのだと思います。

新作が観れない状況ですが、
こうやって、古きを訪ねるのも、なかなか良いものですね。😃
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