atsushi

こっぴどい猫のatsushiのレビュー・感想・評価

こっぴどい猫(2012年製作の映画)
3.9
2020/02/11 1回目
【2020年43本目】
見る前と後じゃ、世界の見方が180°変わる映画こそ良作だと心得ていますが、この映画はモト冬樹の見方が180°変わります。

初期作「最低」、「終わってる」に引き続き浮気や二股をテーマに、続く「サッドティー」、「知らない、ふたり」等で開花していく今泉的恋愛群像劇が繰り広げられる。

「レザボアドッグス 」を模したであろう、移動シーン。今作も監督が敬愛するタランティーノ的人間関係の交差を上手く描いています。

最後の見せ場で完全に持っていかれました。
今泉作品の中でも上位に入る一作です。
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