松長もんど

インクレディブル・ハルクの松長もんどのレビュー・感想・評価

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
3.8
「インクレディブル・ハルク」と検索すると、「見なくていい」とか「ひどい」なんてワードが出てくるが、営業妨害も甚だしい。普通に楽しい作品ですよ。

主演はエドワート・ノートン。後のMCUシリーズにおいては、今ではお馴染みとなったマーク・ラファロにバトンタッチされるワケだが、改めて本作のノートンが演じるハルクと比べるとキャラクターがまるで別人&別物。孤高のヒーローを演じるノートンがとにかく格好良すぎる!彼が続投していれば全く異なるハルク像を見せてくれていたことだろう。そういう意味で言えば、本作を"見なくていい"というのはあながち間違いではないのかもしれない。

そして決定的に異なる点といえば、本作が始終暗いということだ。同年に公開されたバットマン『ダークナイト (2008)』にも引けを取らない暗さが漂う。まぁハルク誕生物語を描くのだから必然ではあるが、それにしてもこの味はエドワート・ノートンだからこそ出せたものであり、彼の功績は大きい。なのでやっぱり、見なくていいとか、ひどいとか言わないで(笑)