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インクレディブル・ハルクのvilljobbaのレビュー・感想・評価

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
3.6
マーベルユニバースのシリーズだけど、キャストが変わったので孤立してる作品。
アベンジャーズで何年も前からマークラファロ版ハルクを見慣れているはずだけど、正直エドワードノートンの方が合ってるし、演技も良い。
キャストが変わってしまったのが残念でなりません。
変わったのはどうやらエドワードノートン本人が色々やらかしたせいらしいので、まぁ仕方ない。

人間にガンマ線を浴びせるだけでマーベルユニバース最強クラスの怪物に変身するハルクが主役。
アクションシーンが多く、冒頭のブラジルでの戦闘シーンや、最終戦のシンプルなアツさ(超怪力同士の脳筋バトル)が気に入った。
娯楽アクション映画としての完成度が非常に高いと思う。
主人公ハルクの普段の温厚な性格が、より戦闘をアツくしてくれる。
何よりテンポがスゴい良いです。ブルースがハルクになる過程はオープニングの一瞬で終わるので、最初から二作目を観ているかのようです。
他のマーベル作品の一作目は、ヒーロー誕生秘話に尺を割きすぎなのです。

ヴィランのアボミネーターを演じるのは、タランティーノ映画の常連ティムロスさん。
イカレ具合が似合ってます。
半端に強化された状態での戦闘シーンも好きです。

つい最近ロードオブザリングで出会ったばかりのヒロイン、リヴタイラーさんの美しさにも注目。大和撫子感が素晴らしい。
ハルクは心拍数が上がりすぎると変身する設定になっているので、女性と一緒だと緊張してしまう内気なブルース君は、彼女とベッドインすることができません。彼女とアハンなことをするために、彼は何としてでもハルクの能力を排除しようと東奔西走します(ちょっと違う)。
私ならキスだけで心拍数300くらいいくので、ハルクの能力を手にしたら人生終わりです。

地上波でやってたらスゴイ楽しめそうな、シンプルにおもしろい娯楽映画でした。
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