カミワザ

インクレディブル・ハルクのカミワザのレビュー・感想・評価

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
3.6
とにかく力任せ、ぶっ壊しの大暴れが、爽快。爽快。

本作のハルクもオールCGとの事らしいですが、技術革新も感じられるハルクの細かな書き込みは確実に、ああ。間違いなくこれはマイナーチェンジではなく、全くの別物と感じる出来。

アン・リー 監督版の陰湿なイメージと反した作り方も好印象。
それでいて主人公ブルース(エドワード・ノートン)の心の葛藤。根暗なヒーローはしっかり継承している。
単純に能天気な方向に振っていない。そんなサジ加減が絶妙なんです。
ズボンは伸びる素材をチョイスする等のシーンは面白いですし。

アン・リー版ではハルク誕生まで長々と描かれていたが、本作は思い切ってカットしてしまっています。
(オープニングで簡単に描かれている程度)
これは逆に説明不足ではと感じるかもしれないが、私には冒頭から物語りに入り込めるきっかけになった。
本作についてはハルクが誕生のきっかけよりも、何故闘うのかの方が重要だと感じます。

ただ、対抗するラスボスはちょっと安易なんですよね~
役者と役柄には惹かれるんですが・・・
ヒーローアクションにもひとひねり工夫は欲しいです。
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