理事長

トイ・ストーリー3の理事長のレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
4.5
✒️あらすじ
カウボーイ人形のウッディはご主人様アンディの一番のお気に入りだった。しかし、アンディはとっくにおもちゃを卒業し、もうすぐ大学に進学するためにこの家を出ていくのだ。ご主人様を失ったおもちゃたちの運命は、ゴミとして廃棄されるか、どこかに施設に寄付されるか。そんなある日、何かの手違いでおもちゃたちはとある託児施設に寄付されてしまう。実は、そこはおもちゃを破壊しまくる凶暴なチビッコたちが集まる、おもちゃにとっての地獄だったのだ…


✒️感想
トイ・ストーリーシリーズの中で最高の作品だという前情報だけを頭に入れて鑑賞。

結果から言うと「最高」ですね...
2のジェシーでおもちゃとしての残酷な現実があって、「おもちゃとは何か」という問題に対して向き合う姿が描かれた上で、今作ではその問題に対して深堀りされていて、最後のラストシーンに「答え」がありました。

そのラストは本当に号泣ものですね😢
大人になったからこそ感じる物があります。
前記した「答え」も人によって受け止め方が違っていて面白い。
個人的に受け取った答えは
「おもちゃはその人の心に残り続けるもの」
かなぁ。
子供に遊んでもらうことがおもちゃの幸せかもしれない。でもそれだけかな?というふうにこの作品に言われたような気がしました。

たとえ遊ばなくなっても、遊んでいた時間が無くなることは無い。おもちゃを卒業して離れてしまってもその人の心の中に残り続けることが出来たなら、おもちゃの役割は十分。
大袈裟なのかもしれないけどこれこそがおもちゃの本質なのかなと。

なので2作目で処分してしまったおもちゃに申し訳なさを感じた気持ちが少し救われた気がする。感性が鍛えられた気がする笑

そして今作から分かりやすい悪役が存在。
その悪役にも過去があったんですが、悪役は最後まで悪役で、過去の伏線を回収することもなかった。ここが唯一残念かなと。

テーマといい、悪役といい、ジャンルなど色んな意味でこの作品は大人向けかな😅


✒️映画情報
『トイ・ストーリー3』は、ピクサー・アニメーション・スタジオが製作したアメリカ合衆国のフルCGによる長編アニメーション映画。大ヒットを記録した前2作に続くシリーズ第3作目。
前2作の監督だったジョン・ラセターが製作に携わり、メガホンを取るのは『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』の共同監督、リー・アンクリッチ。
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