にーやん

トイ・ストーリー3のにーやんのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
4.8
映画館に何度も足を運んだ作品。

大傑作であるトイストーリー1作目でもともと語られていたことは、本来無機物であるおもちゃたちがアイデンティティを探し求める話でした。

2作目ではその問いかけ的なことは一旦置いといて、お笑い路線に振り切った冒険譚になっていて、これはちょっとドリームワークス作品っぽくなっちゃってて、面白いんだけども、トイストーリーとしてはどうなのかなと思っていました。

そしてこの3作目は、もう一度1作目のテーマに立ち返って、さらにその先を描くという凄い作品です。
老若男女に愛されるように作られているのに、こんなに重たくて突き放した上、こんな上手い着地の仕方があるのかと。

ピクサーのアイコンとなったトイストーリーへの敬意とか愛とかが詰まりまくってます。

プロットだけでなく、アニメ技術も1作目からの進化が目に見えて分かる。
だから、実写作品にも引けを取らないどころか、それ以上にキャラクターたちの表情の深さが出ています。

もう終盤はとんでもないです。
とはいえ、子ども向け映画で主人公たちが“諦める”というシビア過ぎる絶望的な選択をする。
怖い。悲しい。恐ろしい。
そのときのおもちゃたちの表情と言ったら……
全員が名優の域ですよ。

エンディングは、子どものときおもちゃで遊んだ人、トイストーリーシリーズに思い入れのある人なら大号泣不可避です。

物語も演出も映像も全てが完璧。
大好きな作品です。
ピクサー最高!