バルバワ

トイ・ストーリー3のバルバワのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
5.0
《娘とバルバワの映画日記》
大掃除の際に棚の奥にしまっていた原寸大のウッディが見つかり綺麗に拭いたのちに娘・バル子(仮名/2歳)に泣きながら譲ると意外に反応が良かったので三連休でトイ・ストーリーシリーズをすべて観せてみたところ、これまた意外に集中して観ていたのでシリーズの中で1番反応が良かった今作を観ているバル子の様子を書き記してみようと思いました。

【プレーヤー起動、戸惑いからの興奮】
今作のBlu-rayのジャケットを見せ今からウッディに会おうと伝えると「ウッディ!」と目を輝かせテレビの前に鎮座するバル子。
いざ、Blu-rayを入れプレーヤーが始まると鑑賞方法または違法な上映、配信はしないようにと注意喚起をする青い画面とウッディとは関係ないディズニー作品の予告が始まり「なんこれ(何これ)~?なんこれよ~?」と首を傾げ混乱している様子。
しかし、メニュー画面になりレックスやハムなどのトイ・ストーリーのキャラクターが出てくると「あ!あー!」と嬉しそうに画面を指差し立ち上がりお尻を振っていたバル子でした。

【ルクソーJr.とウッディに歓喜】
シンデレラ城がうつると画面に釘付けになり、ピクサーのシンボルであるルクソーJr.が跳ねながら出てくると同じように体を上下に動かし、冒頭のアンディの遊びの夢想シーンではウッディに大興奮。私がリモコンで音量を下げようとリモコンに手をかけるテレビを消されると思ったのか「やめてッッ!やめてよぉ!」と眉毛を八の字にして抗議してくるほど今作に夢中なご様子。ここまでは。

【名探偵バル子からの飽き】
物語は進みウッディ達がサニーサイド保育園に連れて行かれ、保育園のおもちゃの責任者であるロッツォが登場し、ウッディ達を案内するシーンではあるキャラクターに対して「やめて!やめて!」とテレビに手を出して警戒心を丸出しにしていた名探偵ばりの冴えを見せるバル子。←親バカ丸出し
ここら辺から集中が薄れ、アンパンマンのボールを持ち出し自分の顔に当ててアンパンマン弱体化→アンパンマン復活→バイキンマン成敗遊びを始めたので「ウッディ観るのやめる?」と聞くと「みるのッッ!」と再びテレビの前に座りもう一度作品に全集中。

【ウッディが!トトロが!Blu-rayが!】
そこからウッディの活躍に「ウッディ!ウッディがんばれ!」黄色い声援をとばしたり木にぶつかる姿に「いたい!だいじょぶぅ~?」と心配したりと忙しいバル子。舞台はサニーサイド保育園に通う少女ボニーの家に移り、ボニーが所有していたトトロのぬいぐるみを発見したバル子は「あ!!トトロォ!!」と大喜び。画面に向かって「おいで!おいで!」と第4の壁を無視して手招きしており、ロッツォの過去話には興味を示さず「ウッディ!トトロ!おいで!」とお気に入りの二人の登場を急かしていました。
すると突然画面がフリーズし、止まってしまいバル子は「あぁああぁぁ!ウッディィィ!」と絶望の底に突き落とされたように机に突っ伏し、私がディスクを拭くために取り出すと、もう片付けると思ったようでバル子の絶望は加速し牛のように泣き始めました。ディスクを拭きながら片付けるのではなく直しているのだと説明し再びプレーヤーにディスクを入れメニュー画面に戻ると「(もう一度)みていいの?!やったー!」と先ほどの涙がカラリと渇き満面の笑みで喜ぶバル子でした。

【人生最大のハラハラ】
サニーサイド保育園にウッディが戻ってきてからは集中して観ていたバル子はウッディ達の活躍を喜んでいました。ビックベビーまわりは怖がるかなと心配していましたが、バル子は平気なようでビックベビーの真似をして舌を出して「ブーーッ」として大笑いしているほどの余裕を見せ付けていましたが、ごみ集積所になると様々な危機に瀕するウッディ達に流石に余裕がなくなり真剣な表情になっていき、焼却炉の"あの"シーンでは居ても立ってもいられなくなったようで「ダメ!ダメ!」とテレビを叩く勢いで手を出し必死にウッディ達を助けようとしていました。

思えばバル子は《アンパンマン》や《おさるのジョージ》などキャラクターが本当の意味でピンチになるような展開がある作品にまだ触れていなかったからここまで必死だったのかもしれません。

しかし、こんなに小さな子どもをストーリーに没入させ、熱狂させるとは…ピクサーすげぇ!そして、齢2歳にしてこのストーリー読解力を持つとは…バル子スゴいぞッッ!←親バカ丸出し

【号泣】
その後はずっと画面に釘付けになっていたバル子。アンディとボニーのシーンでもう号泣していました…私が。
バル子はバル子でエンドロールが始まると物語が終わることがわかったようで「ウッディ!ウッディィィ!いやぁぁああぁ!」と大号泣していました。

【最後に】
今作を鑑賞した後におもむろにウッディの人形を持ってきてサインペンを指差し「かく!かくの!」と跳ねながら訴えてきたバル子。
なんと、ウッディの足の裏に名前を書きたがってきたのです。バル子は自分で書こうとしていましたが、流石にまだ早いということで代表して妻が書くことに。
ウッディが本当に自分の相棒になり狂喜乱舞しウッディを机に叩きつけていたので「ウッディ痛いよ!」妻に怒られたバル子でした。

因みにトイ・ストーリーシリーズを通して観てバル子が覚えた言葉とハマった言葉は
「ウッディ」
「ポテトヘッド」
「腕が取れちまったんだぁぜっ!」(トイ・ストーリー2)
です。

いやぁ、娘と映画を観る…素晴らしいッッ!そして、その素晴らしさを教えてくれたトイ・ストーリーシリーズ、ひいては『トイ・ストーリー3』って最高だッッ!!
バルバワ

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