Takaomi

トイ・ストーリー3のTakaomiのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)
5.0
トイ・ストーリーは、おもちゃ達の気持ちが痛いほど伝わって来て、ものを大切にすること。そしておもちゃ達の助け合いから生まれる友情など大人になった今も様々なことを学んでいる気がする。

それくらいこのシリーズがピクサー映画の中でもダントツで好きなのだが、3だけずっと観れずにいた。

3作目だし、大人まで楽しませるのは流石にキツいだろうという気持ちもあり。
出だしからウッディの世界観が丸だしで懐かしい気持ちよりも、子供向けで失敗したなと思ってましたが、製作陣を馬鹿にし過ぎていた。

これまでの作品を越えてくるものがあったなんて。。。とにかく涙が止まりませんでした!

やっぱり子供よりもハードな大人向け映画です(笑)

ウッディたちと楽しく遊ぶ幼いアンディ。
初めておもちゃ達と遊んだこと、横一列に並べて映画をみたり、 抱きあげて一緒に寝たり、いつも設定の違う戦いごっこ。
今までの自分とアンディを重ねると懐かしさや思い出が昨日のことのように蘇る。

いつでもおもちゃやぬいぐるみに囲まれた幸せな生活がいつしか当たり前になっていった。

懐かしいなと思い出に浸っているといつの間にか時が流れアンディ早くも17歳。時の流れは一瞬で儚い。柱に身長よく書いたわ。。。

大人になったアンディは、大学進学の引越しで追われる日々。
おもちゃで遊ぶ歳ではないが、どうしても彼らを捨てることはできずにいた。

おもちゃたちはアンディともう一度遊ぶことを夢みてなんとか誘ってみるけれど、悲しくもそれは叶わない。

こういう日が来るのをウッディもみんなも分かっていた。
どんなおもちゃでも経験する悲しき宿命にいざ自分の番になると受け入れられなくて、みんなは捨てられると決めつける。
アンディが大事にしていたから今まで捨てられずにいた。だから絶対に捨てられず屋根裏にいけるとウッディがいくら説得しても誰も、耳を貸さず それとともに崩れる友情。果たして彼らの運命はいかに。。。

もう感動という言葉しか出てきません。
アンディの気持ちやおもちゃと家族と分かち合ってきた玉手箱のような一瞬でかけがえのない時間、楽しかったアンディとおもちゃたちの思い出やあふれる日々、遊んでもらえない寂しさ、捨てられる恐怖、子供が自立することの親の喜びや悲しみがこれほどまでに伝わって来るものはないです。

一番好きなシーンは、アンディがボニーにひとつひとつおもちゃを熱く語ったり、昔のように一緒に全力で遊ぶところ。みんな嬉しかったろうな。。
何回見ても涙が。。

感動するだけではなくておもちゃたちのつらい現実も見事に描かれています。
悪玉の愛されず求められず捨てられた悲しき過去や収容所のような保育園で
怯えるおもちゃたち(いろいろ怖すぎますよ(笑))、ごみ焼却場で手をつないで燃えるのを覚悟するものたち。

こんな恐ろしい場所で燃やされていき塵になるなんて、考えたこともありませんでした。子供はこれを見てどう思うのでしょうか。

それでも諦めず助けあい、支えあい、笑いあう友情も見所です。
持つべきものは友ですね。

そして、ラストの落ちも腑に落ちてホッとしました。
そうだよな。ほかの人に遊んでもらうというのが一番幸せだよな。

私たちはアンディのおもちゃなんだ。と安心するおもちゃたち。
ウッディは小さな頃からずっと友達、何があってもそばにいてくれた。
だからみんなのこと大事にしてくれる?と寂しげに語るとこもグッドでした。
出てくるキャラクターも味があってよかったです。くまのロッツォやビックベイビー、アホなお調子者ケン、スペインモードの○ズ(笑)トトロも友情出演してます!!

ああ!今すぐ実家に帰っておもちゃを引っ張り出したい。

こんなにも、ものが溢れる奇妙な世の中。なんでも揃っているのが常識になっては行けない。
食品やスーパーもそうだけど、買わない売らない捨てないをひとりひとりが見直すことやもしものが感情をもっていたらと考える必要がありそう。


あばよ。相棒。