ツーラン

アンノウンのツーランのネタバレレビュー・内容・結末

アンノウン(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

 目覚めると、愛する奥さんも自分を知らず。自分を名乗る男がいたり、自分がいったい何者なのか? という興味をそそられるスタートをきってくれて期待の高まる序盤でした。
 主人公と一緒に主人公の正体を探す旅で面白かったです。アクションシーンの迫力もあり凄かったと思います。

 ところが、物語の真相がわかるにつれて。何とも微妙な空気になってしまいました。
 このオチだったら、第1幕の25分の前提がひっくり返って主人公自身が観客を騙していたことになって。反則のような気がしました。

 それに、やたらカーチェイスはするわ大騒ぎするわで。凄腕の暗殺集団に全く見えないのがマイナスでした。何回、主人公を殺すのを失敗してるのだ。と思ってしまいました。

 そもそも、最初に鞄を置き忘れなければこの物語が始まらなかったわけで。オマヌケな暗殺集団でした。主人公も記憶を取り戻せば、カタキ役側にまわるのではないか? と思ってしまいましたが。そのままの性格だったのが謎でした。記憶が取り戻せてないのかも知れませんが。

 記憶がないはずなのに、物語の転がりのきっかけのたびに。数字だったり暗号だったりを思い出すのも。思い出すきっかけがなくて、ただ偶然思い出しているように見えてしまいました。

 とはいえ、リーアム・ニーソンのカッコいいアクションシーンが満載で楽しめました。
ツーラン

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