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ぼんちのありがとうのレビュー・感想・評価

ぼんち(1960年製作の映画)
4.4
五社協定の煽りをくらったのって実は言い出しっぺの永田雅一「大映」なんだよな。でもって一番の被害者は、TVという受け皿があった田宮二郎でも山本富士子でもなく、長生きできなかった市川雷蔵かもしれない。この作品の豪華共演女優の演技合戦は本当に凄いド迫力。「大映」って新人育成どうなのよって感じだし。いやでも雷蔵がいたら……と思わずにはいられない。生きていたら40代50代で脚本監督の道を進んでいたかもしれないし。とにかく日本映画の文芸作品、ここまでガッカリ現状にはならなかっただろうかと。
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