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ぼんちのアップルのレビュー・感想・評価

ぼんち(1960年製作の映画)
3.9
山崎豊子の同名小説を名匠・市川崑監督が映画化した作品です。伝説の二枚目スター、市川雷蔵が大阪の足袋問屋の一人息子に扮して華麗な女性遍歴を繰り広げます。非常に面白かった!女優陣がとても豪華で華やかです。なかでも母親役の山田五十鈴が圧巻の演技でした。彼女は役柄を含め気の強そうなイメージでしたが、この作品では頼りなげな母親を上手に演じていました。さすが大女優と呼ばれるだけはあるなと思いました。雷蔵も時代劇でみせる危うい雰囲気ではなく目張りも控え目なせいかちゃんとぼんぼんに見えます。ユーモラスとホラーの融合作品。
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