「人の心のなかはわからんのよ、だぁれもね」
ものすごく、よかったです。
言葉に出来ないってレビューが多いのとてもよくわかる。
一組の夫婦の10年間の、ぐるりのこと。
襲いかかる不運な出来事に、鬱になる木村佳乃の感情にひっぱられて、どんどん一緒に落ちていったわたし。笑
白いごはんが炊けたときは、嬉しくて暖かくて安心して、涙が出た。
本音が言えるのに、何年経った?
それでもこわれてしまったときは、ちゃんとそばにいて支えてくれる。その絆にとても感動したし、 夫婦って、本当はこんなに暖かいのかって感じた。
90年代の裁判をとりあげながら、色んな人の色んな表情や色んな側の想いの表面だけが切り取られていく。
段々と幸せへ向かっていく夫婦の周りでは、母親がひとつわだかまりを解いたり、裁判では非情なことが起き続けている。良いことも悪いことも起きている。それが感情を、最後までかき乱させるよなぁ。
人の心の中は誰にもわからない。
わたしは、好きな人にもっと好きになってもらえるように生きよう。