ぐるりのこと。の作品情報・感想・評価

「ぐるりのこと。」に投稿された感想・評価

ちよめ

ちよめの感想・評価

4.0
とてもよかった
木村多江の役柄、どうしても自分の母親と重ね合わせて見てしまうけど、リリーさんの役の妻に対する接し方が優しくて安心感がすごくあった。

キャストが豪華。
三幕構成
二幕目のうつ病の描写が結構リアルで生々しい

人は皆自分勝手に自分の言いたいことを言って、やりたいことをして、気持ちよくなっている
そんな社会の棘の中で傷ついて、気負ってしまった奥さんとの夫婦関係がリリーフランキーの説得を通して修復していく、というのが大きな話の筋なのだと思うけれど、
そうだとすると余分なエピソードが多くていまいち腑に落ちない(三幕目は必要だったのだろうか?)

それにしてもリリー・フランキーの演技は抜群に魅力的であんな調子であんなこと言われたらうつ病も治ってしまう……かもしれない

人間の嫌らしいところを生々しく描く、邦画の十八番?の二幕目は良かった
aaatan221

aaatan221の感想・評価

5.0
見るのは何回目かわかりませんが、結婚してからは今回初めて見た。
元々好きな作品ではあったのに、夫婦としてのリアリティがこれまでの見え方と全然違うのに驚く。
いちばん近くて、でも他人で、でも家族になった人で、なのにひとつには全然なれなくて。人生最大のもどかしさも孤独も産まれうる二人だからこそ諦めずに側にいることが、許し受け入れ合うことが大事なんじゃないかなぁ。難しいけど。
豆腐ときのこを拾う後ろ姿とそれを見つめる目線であれだけ描けるって。映画ってこうあってほしい、っていう映画。
鼻舐めるシーンが好き。
カナオの、不器用だけど真っ直ぐな愛が心温まる。夫婦のあり方、人生ってこういうことなんだろうなぁ。
eiganoTOKO

eiganoTOKOの感想・評価

2.0

このレビューはネタバレを含みます

橋口監督は女性蔑視が強すぎる。ヒステリックやメンヘラなど、一般論は女性特有のものとして刷り込まれているが、現実は性別関係ない。
この映画で強調されているようなジェンダーの「呪い」。カミングアウトしている監督も逃れられたら楽になるはずなのに、肩の力を抜いてる人が一番いい人間、みたいなのは根本的には解決しない。
雰囲気で解決することもある、みたいなの毎回出してくるけど甘いよね。
もうこの監督はみないと思う。
2回目鑑賞。昔の私には理解できなかったことや気づけなかったことがたくさんありました💧リリー・フランキーに救われる日が来るとは…『凶悪』を観て我に返ろう。
ゆ

ゆの感想・評価

4.6
先日橋口監督の恋人たちを見たから、見なければと思い鑑賞。

橋口監督の映画はこころがいっっっぱいになる。きっつい。人間の嫌なところも浮き彫りにて全然オブラートに包んでくれない。だから、美しさが真っ直ぐ響く。

フィクションなんだけど、フィクションじゃないなあって思います。いつも。
人間を映してくれてるなぁ。

こういう映画にしか救えないことがあると思う。

みんな幸せになってほしいなあ。

あ、リリーさんがめちゃんこキュート。
たじり

たじりの感想・評価

4.0
最初はダメな男のリリーフランキーに苛立つばかりだったけど、
最後まである状況を辛抱できるという点はダメな男の良さの1つなんだよな
普通の男なら波風立ったらすぐに逃げてしまうだろうに
鈍そうに見えるダメ男の腰の重さよ(それは腰の重さではなく、肝が座っているとも言える)

外から見てダメに見えるからと言って、中身までダメとは限らない
人間は自分の内面を他者にパフォーマンスする必要はない

「うまくやろうとしたけど、できなかった」という妻の言葉と、
「いいじゃないみんなに嫌われたって 好きでいてくれる人にたくさん好きになってもらった方が良いよ」という夫の言葉にそれぞれ泣けてしまった

良い意味で2人きりの世界を生きること、それを確立し愛することの大切さを思う

大事なものを無くした2人はそれぞれ自分自身・人間の激しい心と向き合う
それでもなお続く人生
Life goes onだね

ちなみに終わるまで橋口亮輔だとは知りませんでした
橋口亮輔だと気付いて、「橋口亮輔か〜い!!!(そりゃ面白いわ〜い!!!)」とDVDの空箱を宙に投げました

そしてこのリリーフランキーが恋人に似すぎていて、それを彼に報告しました(そしたら喜んでいました)
>|