どーもキューブ

放浪記のどーもキューブのレビュー・感想・評価

放浪記(1962年製作の映画)
3.9
 ただ食うために書く



成瀬巳喜男監督。

作家林ふみこを高峰秀子が演じます。

高峰秀子が本作では髪型が違うせいか別人に見える。
 
貧しさに愚痴りながらたくましく生きます。

成瀬監督の中でも割と正統派のドラマ。

田中絹代のか弱い母

加藤大介の純。

成瀬組では珍しいイイヒトの加藤。

伊藤雄之助のヌーッとした文士

草笛光子との関係

珍しく拝見の宝田明の汚れ役素晴らしい助演。

ひたすら食べるため生き抜くために

「負けるもんか!」と書き続ける。

僕は力強さにとても感動した。

そのうえずるがしこくて面食いなふみこの生き様に女性の怖さを垣間見た。

酔ったお客と喧嘩になり浴びせるふみこ、宝田とのやりとりは必見!

2009年2月25日レビュー

追記
高峰さんと成瀬の珍しい文芸もの。高峰さんだとはじめわからんかった。髪型に見間違ったか、魅せられた。

今は「放浪記」東宝のお芝居で有名。
故森光子さまの「でんぐり返し」で、広く流布。
でんぐりは、あくまで舞台演出と森様言ってたっけ?

「女が階段を上がるとき」のような水商売世界じゃなく、

物が無い昔に、筆一つで身を立てた、林さんの生き方として見ると元気になるのかも。だが、成瀬作品なんで、フィルム下には、どこかサラッとした冷たい部分がありながらも、

健気に

負けるもんか!びんぼう!

みたいな高峰の演技にかわいさとかよわさを見つける!

女性にオススメ!