メッシ

放浪記のメッシのレビュー・感想・評価

放浪記(1962年製作の映画)
3.9
はじめて触れてみた放浪記。こんなに面白い話とは。林芙美子の自伝的な話なんだけど、人間の性とか本性をエグいくらいに丸出しに明かしていく。その林芙美子の分身を高峰秀子が演じている。眉毛が下がったメイクで子供時代から老年期まで、一貫してイケメンに弱く一本気な女を演じている。高峰秀子という女優のイメージはあるが、放浪記他様々な作品を観ると、誰にでもなれる、どんな役でも演じられる変幻自在のトリッキーなプレイヤーに感じる。凄いです。
小説、原作を読みたくなる映画に外れなし。
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